こだわり
独自の風土
芋の生産地である滋賀県東部に位置する東近江市永源寺地域は、鈴鹿山脈からの澄んだ空気に加え、山あいの土地、特有の傾斜を利用することで、畑の水はけが良くなり、直射日光は遮られ、土の表面温度が上がらないようなります。生育課程で過度な温度変化を好まず、水分をあまり必要としない、芋は、適した環境下で、大きく栄養豊かに育ちます。
生産管理
初夏に植え付けた芋は、山あい特有の気候変化に加え、自ら葉を大きく広げて伸び、根元付近の日陰を保つことで、自身の温度変化を少なくし育ちます。秋に葉が枯れて芋を収穫し、一年ごとに植付け、植替えを繰り返し、少しずつ大きく育てていきます。そうして三年育てた芋がこんにゃく製造に使われます。
バタ練製法
昔ながらのバタ練製法にこだわり、生芋からの手作りをしています。バタ練製法は、大量の空気をこんにゃく糊に抱き込ませるため大きな気泡ができます。その日の温度・湿度を考えながら適度な状態で練り込んだあと、糊を丁寧に手で延ばし、鈴鹿山脈からのミネラルを豊富に含む天然水を使って芋と混ぜ合わせます。ガス・灯油燃料で独特の風味を損なわないよう遠赤外線効果がある、薪と釜でじっくり茹でて出来あがります。
味と食感
滋賀県永源寺産の芋100%使用、生芋からの製造のため本来の色に皮が黒く浮かび上がり、風味豊かなこんにゃくに仕上がっています。バタ練製法のため、粒子が粗く、不揃いでありながら、内部に気泡がたくさんあるため、味が入りやすく、適度な弾力のある絶妙な歯ごたえの逸品です。生芋100%で製造しているため、他の食材や料理にあいやすい、こんにゃくが出来あがります。